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つみたてNISAは、長期投資を促すために国が用意した非課税で運用できる投資制度。
ですが、「どの銘柄を組み合わせれば良いのかわからない」という投資初心者も多いのではないでしょうか。
この記事では、つみたてNISAで銘柄を組み合わせるメリットや効果的な組み合わせ方、具体的なおすすめ銘柄までお伝えします。
目次
つみたてNISAは非課税で投資できる期間が最長20年と、長期分散投資が可能です。早速、つみたてNISAで銘柄を組み合わせるメリットについて解説します。
つみたてNISAでは投資信託という商品に投資します。その際、複数の投資信託の銘柄を組み合わせるメリットは、「分散投資をして運用リスクを低くする」ため。
投資する資産や地域が異なる投資信託の銘柄を組み合わせて持つことで、値動きの幅を小さくできる効果があります。
つみたてNISAで銘柄の組み合わせを考えるときに大事なのが、「どのくらいのリスク・リターンを求めるか」という自分の「リスク許容度」を見極めること。
投資信託も株式と同様、毎日価格が変動します。そしてリスクが高いものほど価格の変動が大きくなります。
リスクとリターンは表裏一体。例えば10%の利益を期待できる商品は、逆に言えば10%の損失が出る可能性があるということ。
大きなリターンを求めるほど、値下がりリスクも大きくなります。銘柄選びには、「どれくらいの値動きなら、不安にならずに積み立てを続けられるか」を考えましょう。
商品 | リスクとリターンの大きさ |
---|---|
債券 | 低い |
投資信託 | 株式比率が高い投資信託は比較的高い |
債券比率が高い投資信託は比較的低い | |
株式 | 高い |
出典:著者作成
投資信託は、株式や債券などの投資対象が複数詰め合わされた金融商品。その中でも株式に投資する比率が高いものはリスク・リターンが比較的高く、債券の比率が高いものはリスク・リターンが比較的低い傾向にあります。
自身がどの程度のリスクを受け入れられるかを考えて、銘柄を選ぶことが基本です。
そこでリスク許容度を「安定投資(ローリスク・ローリターン)」「標準投資(ミドルリスク・ミドルリターン)」「積極投資(ハイリスク・ハイリターン)」の3つに分けて、つみたてNISAで組み合わせる銘柄を提案します。早速、選び方のポイントを見ていきましょう。
チェックしたいポイントは次の2点です。
「利回り」とは、投資で得られる収益のこと。
「手数料」は「信託報酬」とも呼ばれ、投資信託を保有している期間中ずっとかかる管理料のようなもの。
最終的に手元に残るリターンを多くするにはできるだけ信託報酬が低いものを選ぶことが大切です。そのためには「インデックスファンド」を選んで投資しましょう。
投資信託は運用の仕方によって、インデックスファンドとアクティブファンドに分かれます。両者の違いは下表のとおり。信託報酬が低いことがインデックスファンドの大きなメリットです。
インデックス型 | アクティブ型 | |
---|---|---|
運用方針 | 特定の指数に連動したリターンを目指す | 運用会社が投資する銘柄を決め、より大きいリターンを目指す |
特徴 |
|
|
組入銘柄 | 指数に組み入れられている銘柄 | 運用会社のファンドマネジャーが独自に選んだ銘柄 |
信託報酬 | 低め | 高め |
続けて、インデックスファンドの中からリターンが高く、手数料(信託報酬)が低いおすすめ銘柄をリスク許容度別に見ていきましょう。
ローリスク・ローリターンで安定運用したい人や投資初心者は、債券を組み入れた銘柄を選ぶのがおすすめです。
一般的に、債券は株式に比べて値動きが少ないため、リスクを抑えた運用ができます。しかし、つみたてNISAでは債券のみで運用する投資信託はないため、株式と債券の両方に投資するバランスファンドがおすすめ。
「バランスファンド1本だけで分散投資できるの?」と不安な人がいるかもしれませんが、1つの銘柄で複数の商品や地域に分散投資しているのがバランスファンドの特徴です。
そのバランスファンドの中でも、国内外の債券や株式などに均等に投資する「資産均等型」から、つみたてNISA専門サイト「つみたてNISAナビ」より同ジャンルの投資信託のリターンと手数料を比較して選出したおすすめが、「楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)」です。
3年積立利回り | 3.31% |
---|---|
手数料(信託報酬) | 0.13200% |
出典:つみたてNISAナビ
(2023年3月末時点)
「楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)」は、日本を含む全世界の株式および投資適格債券(格付けが高い債券)に投資するファンド。さまざまな商品や地域に分散投資を行っているため、リスクを抑えながらリターンを狙う安定運用を目指せます。
信託報酬は0.13200%と、同じタイプのファンドの中でも低コストなことが魅力です。
なおつみたてNISAでは金融機関によって購入できる銘柄のラインアップが違います。つみたてNISA口座を開設する際は、希望のファンドを購入できる証券会社を選びましょう。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)は楽天証券、SBI証券などで購入できます。
ミドルリターン・ミドルリスクを狙いたい人は、国内株式の銘柄と先進国株式の銘柄を50%ずつ組み合わせるのがおすすめ。
国内株式だけでなく先進国株式も組み入れることで、投資対象を分散しリスクを減らすことができます。
そこで、国内株式に投資する投資信託と先進国株式に投資する投資信託で、つみたてNISA専門サイト「つみたてNISAナビ」よりリターンと手数料を比較して選出したおすすめが、「iFree 日経225インデックス」と「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の50%ずつの組み合わせ。
3年積立利回り | 11.09% |
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手数料(信託報酬) | 0.15400% |
出典:つみたてNISAナビ
(2023年3月末時点)
「iFree 日経225インデックス」は日本国内の株式に投資し、日経平均株価(日経225)の指数に連動した運用成果を目指す投資信託です。
同じ指数を目指すインデックス型の中でも、低い手数料で運用できるのがメリットです。
続けて、組み合わせる外国株式インデックスファンドのおすすめ銘柄を見てみましょう。
3年積立利回り | 23.79% |
---|---|
手数料(信託報酬) | 0.10230% |
出典:つみたてNISAナビ
(2023年3月末時点)
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は手数料が低く、かつ非常に高いパフォーマンスをあげているファンドです。
日本株式が全く組み入れられていないため、iFree 日経225インデックスと組み合わせることによって、「日本株:外国株」をきちんと50%ずつにできます。
SBI証券や松井証券などであれば、iFree 日経225インデックスとeMAXIS Slim 先進国株式インデックスの2本を同時に購入できます。
つみたてNISAでハイリスク・ハイリターンの運用をしたい人は、「全世界株式」に投資するインデックスファンド100%で運用しましょう。複数の国の株式に投資しているため、1本保有するだけで分散投資が可能です。
そもそもつみたてNISAでは、世の中の全ての投資信託から銘柄を選べるわけではなく、金融庁が「つみたてNISA対象銘柄」に指定した225本(2023年4月25日時点)から選ぶ仕組みになっています。
つみたてNISAでハイリスク・ハイリターンの投資をしたい場合は、株式型かつ投資対象地域を全世界としている銘柄がおすすめです。
全世界であれば、先進国だけでなくGDPが高く成長著しいインドやブラジル、インドネシアなどの新興国も投資対象となるため、分散しながらより高いリターンが狙えます。
その全世界株式型で、つみたてNISA専門サイト「つみたてNISAナビ」よりリターンと手数料を比較して選出したおすすめが、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))」です。
3年積立利回り | 19.85% |
---|---|
手数料(信託報酬) | 0.06820% |
出典:つみたてNISAナビ
(2023年3月末時点)
「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))」は複数のETF(上場投資信託)を組み合わせることで、日本を含む全世界の株式市場の指数に連動するような成果を目指す銘柄です。
この1本に投資するだけで、世界中に分散投資できる手軽さや信託報酬の低さが魅力です。
SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))が買えるのはSBI証券や楽天証券などです。
著者自身がつみたてNISAで投資している銘柄は、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま(全世界株式))」1本です。
自身の金融資産としては預貯金比率が高く、投資はつみたてNISAのみのため積極的な運用をしたいと思い選びました。
2018年の積立開始からのリターンは約30%です。世界全体のイノベーションや経済成長を期待しながら長期間積み立てることを目標にしています。
つみたてNISAの金融機関は変更できる?
つみたてNISAの金融機関は年単位で変更できます。
変更方法は、現在つみたてNISA口座を保有している金融機関から「管理勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」を発行してもらい、それを新たに口座開設したい金融機関に提出します。
その際、つみたてNISA口座ですでに保有している投資信託は移管できないなどの注意点もあります。
つみたてNISAでは手数料が低いインデックス型の投資信託がおすすめ。利回りと手数料(信託報酬)に着目して紹介した銘柄を組み合わせて、ぜひ始めてみてください。
いざ、NISAを始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持されている金融機関を、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。
SBI証券
松井証券
auカブコム証券
楽天証券
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【初心者向け】つみたてNISA(積立nisa)おすすめ銘柄組み合わせ
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最終的な投資決定は、各取扱金融機関のサイト・配布物にてご確認いただき、ご自身の判断でなさるようお願い致します。
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