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最終更新:2023年09月01日

【画像解説】SBI証券iDeCoの始め方!資料請求・口座開設の手順は?

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【画像解説】SBI証券iDeCoの始め方!資料請求・口座開設の手順は?

この記事は11分で読めます

SBI証券でiDeCo(イデコ)の口座開設を検討しているものの、申し込み作業が大変そう…と先延ばしにしている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、SBI証券でiDeCoを始める際に必要なもの、資料請求、必要書類の記入方法など、口座開設完了までの一連の流れを解説します。筆者が実際に体験してどんな作業をするか、所要時間は何分かかるか、具体的にまとめました。

目次を開く

SBI証券の評判-手数料が最安水準・取扱商品数トップクラス

iDeCo口座は1人につき1口座が原則。大事な金融機関選びですので、SBI証券の特徴を知ってから口座開設に進むことが大切です。

SBI証券は加入手数料2829円、口座管理手数料(月額)は171円と口座開設&維持にかかるコストを最も安く抑えられる金融機関の一つです。さらに、取扱商品数も38本と業界トップクラスの商品ラインアップを誇ります。

金融機関名 加入手数料 口座管理手数料 商品数
SBI証券 2829円 171円 38本
楽天証券 2829円 171円 32本
三井住友銀行
(みらいプロジェクト)
2829円 171円 24本
大和証券 2829円 171円 22本
松井証券 2829円 171円 40本
ゆうちょ銀行 2829円 430円 34本
三菱UFJ銀行
(ライトコース)
2829円 431円 10本
日本生命保険 2829円 490円 26本
東京海上日動火災保険 2829円 490円 26本
  • 2023年9月1日時点の情報

約10年の運営実績もあるので初心者でも安心してiDeCoを始められる証券会社の一つと言えるでしょう(SBI証券の魅力などについて、こちらで詳しく解説しています)。

申込方法は「web申し込み」と「書類申し込み」の2種類

SBI証券のiDeCoの申し込み方法は、郵送された書類を記入し返送する従来の「書類申し込み」に加え、申し込み作業がweb上で完結する「web申し込み」でも口座開設が可能になりました。

基本的にどちらも必要な物や入力・記入する項目は共通しています。ただ、掛金の払い込み方法によっては「web申し込み」ができないといった場合もあるので、今回は加入資格を満たす方全員が利用できる「書類申し込み」の手順を解説してまいります。

SBI証券でiDeCo口座を開設してみよう!(画像&所要時間付き)

ここからは、SBI証券でのiDeCo口座開設の手順を見ていきましょう。実際に筆者が口座開設をしてみた体験をもとに順を追って解説します。

なお、筆者は会社員なので、自営業・公務員・主婦(夫)の方とは書類の形式などが異なる場合もあります。その際は補足説明を入れていますので参考にしてください。

iDeCo口座を開設する上で必要なものまとめ

まずはiDeCoを始めるにあたって、必要なものを下記にまとめました。これらはSBI証券に限らず、どの金融機関でiDeCoを始める場合でも必要になるものなのであらかじめ準備しておきましょう。

①本人確認書類(運転免許証や健康保険証など)
②通帳(口座番号がわかるもの)
③印鑑(シャチハタネーム不可)
④年金手帳(基礎年金番号がわかるもの)

本人確認書類は、印鑑登録証明書・在留証明書・個人番号カード(表面のみ)も利用可能です。また、印鑑は基本的に金融機関の届出印を押印する際に使います。

STEP1資料請求(所要時間3分)

では、具体的な口座開設までの流れを解説していきます。最初にこちらのSBI証券の公式サイトから口座開設に必要な資料を請求しましょう。作業は実に簡単で、3分ほどで完了します。

①公式サイトで「お申し込み」から資料請求ページに移動し、氏名・生年月日・住所などご自身の情報を入力して「必要書類のご確認へ」を選択します。

自身の情報を入力して「必要書類のご確認へ」を選択

②選択式の設問に回答して「入力内容のご確認へ」を選択。

選択式の設問に回答して「入力内容のご確認へ」を選択

③入力内容を確認し、「お名前・ご住所・生年月日およびその他項目を確認して申し込む」を選択。

資料請求をする方と口座開設の申し込みをする方が異なる場合以外、最後の確認画面にある「申し込み書類へ印字」のチェックは外さないようにしましょう。後々、書類を書く手間がかなり省けます。

入力内容を確認し、「お名前・ご住所・生年月日およびその他項目を確認して申し込む」を選択

以上で資料請求は完了です。

STEP2届いた資料を確認(2~3週間で到着)

申し込みから2~3週間ほどで資料が到着しました。意外と待たされましたね。さっそく中身を見てみましょう。

届いた資料

いくつか書類が入っていましたが、この中で口座開設に使うのは下記の3つです。

①「SBI証券iDeCo(個人型確定拠出年金)に係る書類送付のご案内」
②「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」(会社員・公務員のみ)
③「返送用封筒」

①には「個人型年金加入申込書」「預金口座振替依頼書 兼 自動払込利用申込書」「加入者掛金配分設定届」「本人確認書類の貼付用書類」の4つの書類が入っています。

SBI証券iDeCo(個人型確定拠出年金)に係る書類送付のご案内

末尾には必要経費の説明や取扱商品の説明などが掲載されていました。

末尾には必要経費の説明や取扱商品の説明などが掲載

②「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」は3枚組の書類で、会社員や公務員の方が勤め先に提出して記入してもらう書類です。自営業、主婦(夫)の方は記入の必要はありません。

事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書

STEP3「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」の記入(作業時間2分、回収に1日)

いわゆる「事業主証明書」といわれるもので、こちらは会社員・公務員の方のみ必要な行程です。自営業の方、主婦(夫)の方の記入は不要なので、スキップしてください。

書類は2枚組ですが、「1枚目」と書かれた書類にだけ記入すれば2枚目に複写されます。

なお、私たちが記入すべき箇所は「申出者」の欄のみです。

記入すべき箇所は「申出者」の欄のみ

①氏名、基礎年金番号、掛金の納付方法を記入。加入者ご自身が記入する場合、押印は不要です。

氏名、基礎年金番号、掛金の納付方法を記入

なお掛金の納付方法ですが、お好みで「事業主払込(給与天引き)」か「個人払込(自身の口座から引き落とし)」を選びましょう。

今回は「個人払込」を選びました。「事業主払込」にすると加入時や掛金額の変更時に勤め先にお願いすることが増えて何かと手間がかかりますし、転職の可能性なども考慮すると「個人払込」を選ぶ方が無難だからです。

②勤め先の人事・労務などの担当者にこの書類を提出し、記入を依頼。

③書類を回収し、毎月の掛金額を記入。

毎月の掛金額を記入

掛金の金額設定についてはSTEP4で詳しく説明します。

以上で「事業所登録申請書 兼 第2号加入者に係る事業主の証明書」の準備は完了です。

STEP4「個人型年金加入申込書」へ必要事項を記入(所要時間7分)

ここからは、「SBI証券iDeCo(個人型確定拠出年金)に係る書類送付のご案内」の冊子内の「個人型年金加入申込書」から記入を進めます。

「SBI証券iDeCo(個人型確定拠出年金)に係る書類送付のご案内」の冊子

①氏名・基礎年金番号を記入(押印は加入者と申込者が異なる場合のみ必要)。

資料請求時に「申し込み書類へ印字」をチェックしていない場合は、生年月日・性別・住所・被保険者の種別の記入も必要になります。

氏名・基礎年金番号を記入

②掛金の納付方法を選択(会社員・公務員のみ)。今回は「個人払込(自身の銀行口座から引き落とし)」を選択しました。

氏名・基礎年金番号を記入

③引き落としに使いたい銀行口座の口座番号や支店名などの情報を記入。

引き落としに使いたい銀行口座の口座番号や支店名などの情報を記入

こちらは納付方法によって記入する人が異なります。

  • 「個人払込」の場合→ご自身で記入すればOK。
  • 「事業主払込」の場合→勤め先の担当者が記入。ただ場合によっては記入そのものが不要な場合もあるので、まずは勤め先の人事・労務担当者に確認を取りましょう。

前述したように、手間や転職の可能性なども考慮すると個人払込の方がおすすめです。

④「掛金額区分」に毎月の掛金額を記入。

「掛金額区分」に毎月の掛金額を記入

5000円から金額を指定できますが、上限額は職業によって異なるので、下表を参考に無理のない範囲で金額設定を行ってください。私は20代でまだまだ余裕もないし、年に1回金額の変更も可能なので5000円にしました。

職業によって異なる掛け金の限度額
iDeCo(イデコ)加入者の
職業
掛け金の上限額
(1ヵ月)
自営業者など 6万8000円
専業主婦(夫) 2万3000円
会社員
(企業型DC(確定拠出年金)に加入していない)
2万3000円
会社員
(企業型DC(確定拠出年金)に加入している)
2万円
会社員
(DB(確定給付企業年金)に加入している)
1万2000円
公務員 1万2000円

なお、月単位で掛金額を変更したい場合は「納付月と金額を指定して納付します」にチェック。さらに「加入者月別掛金額登録・変更届」をSBI証券のサポートデスクに請求して、記入の上返送用封筒に同封してください。

⑤企業型確定拠出年金の加入履歴の該当箇所にチェックを入れる

企業型確定拠出年金の加入履歴の該当箇所にチェックを入れる

会社員の方の場合、ご自身が企業型確定拠出年金に加入しているかどうかを確認してください。加入状況によっては掛け金の上限が変わったり、そもそも加入資格がない場合もあります。分からない場合は、人事・労務担当者に問い合わせてみましょう。

⑦現在のお勤め先の情報を記入する(会社員・公務員の方のみ)。STEP3で記入した内容を基に埋めてもらえばOKです。

現在のお勤め先の情報を記入する

⑧「【第1号被保険者】の方はご記入ください」の該当箇所にチェック、記入(自営業の方のみ)。

「【第1号被保険者】の方はご記入ください」の該当箇所にチェック、記入(自営業の方のみ)

以上で「個人型年金加入申込書」の準備は完了です。

STEP5「預金口座振替依頼書 兼 自動払込利用申込書」の記入(所要時間3分)

掛け金の引き落とし先の情報を記入する書類です。考えて記入する箇所はありません。

預金口座振替依頼書 兼 自動払込利用申込書

①氏名を記入。「申し込み書類へ印字」にチェックしていない場合は住所・電話番号の記入も必要です。

「預金口座振替依頼書 兼 自動払込利用申込書」に氏名を記入

②引き落としに使いたい銀行口座の情報を記入&届出印を押印。

金融機関の届出印の登録がなく、サインを登録している場合は押印箇所にサインを記入してください。どちらも登録がない場合は金融機関に対応方法を確認してみましょう。

「預金口座振替依頼書 兼 自動払込利用申込書」に引き落としに使いたい銀行口座の情報を記入&届出印を押印

こちらもSTEP4の③同様、掛金の納付方法によって記入する人が異なります。

  • 「個人払込」の場合→ご自身で記入。
  • 「事業主払込」の場合→勤め先の担当者が記入。なお、「事業主払込」を選択して口座情報の記入が不要だった場合は、こちらも記入する必要はありません。

以上で「預金口座振替依頼書 兼 自動払込利用申込書」の準備は完了です。

STEP6「加入者掛金配分設定届」の記入(所要時間10分)

iDeCoを始めた後に毎月の掛金で購入する商品とその配分を設定する書類です。

加入者掛金配分設定届

①氏名・基礎年金番号を記入。資料請求時に「申し込み書類へ印字」をチェックしていない場合は、生年月日・性別・住所・被保険者の種別の記入も必要になります。

「加入者掛金配分設定届」に氏名・基礎年金番号を記入

②積み立てたい商品とその配分を設定。この書類で悩むのはここでしょう。SBI証券は36本の投資信託と1本の定期預金の計37商品から選んで配分を設定する必要があります。かなり迷いどころです。

SBI証券のiDeCoの商品一覧

冊子の末尾に商品の説明ページもありますが、これだけではどれが良い商品かわかりません。なので、こちらで紹介しているiDeCoのおすすめの商品の中から、SBI証券で購入できる商品をピックアップしました。

おすすめ商品 信託報酬 純資産残高(百万円)
2022年
5月16日
2023年
8月31日
<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.09889% 415,824 566,138
セゾン・グローバルバランスファンド 0.56%
±0.02%
程度
329,559 403,523
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 0.143% 160,418 219,753
  • 2023年8月31日時点の情報

この3つの商品は信託報酬(運用する際にかかる手数料)が低く、純資産残高(投資家から集めている資産の規模)も右肩上がり。コストが低い上にパフォーマンスも好調な商品です。

私は「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」「セゾン・グローバルバランスファンド」「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」にそれぞれ30%ずつ配分し、残り10%は定期預金に回しました。

iDeCoの配分例

1本に100%積み立てても良いですが、その商品のパフォーマンスが悪くなった時に一挙に影響を受けるので、複数の商品に分散して積み立てておいた方が無難でしょう。

以上で「加入者掛金配分設定届」の準備は完了です。加入後も配分の変更は可能ですから、あまり考えすぎず気になった商品を購入してみるのも良いと思いますよ。

STEP7「本人確認書類」のコピーを準備・貼付(所要時間5分)

運転免許証か健康保険証のコピーを貼付する台紙です。ほとんど説明は不要かと思います。

本人確認書類 貼付台紙

①本人確認書類(主に運転免許証か健康保険証のいずれか)のコピーを取る。表裏両面必要です。

②コピーした本人確認書類を切り取り、貼付位置に貼りつけ。 健康保険証のコピーを使う場合は、被保険者記号・番号および保険者番号をペンなどで黒く塗りつぶしてから貼り付けましょう。

本人確認書類 貼付位置

以上で「本人確認書類」の準備・貼付は完了です。なお、上述した2つの本人確認書類以外を使用する場合はコピーをそのまま返送用封筒に入れてしまって構いません。

STEP8申し込み書類を郵送(投函から口座開設完了まで所要時間約1~2ヵ月)

申し込み書類の準備がすべて完了しました。あとはそれぞれの書類を冊子から切り取り、返送用封筒に入れてポストに投函すれば申し込み作業は完了です。お疲れさまでした!

返信用封筒

不備などがなければあとは待つだけ。SBI証券側の手続きが終わり次第、申込書を受理したという連絡が入ります。その後、iDeCo口座の口座番号とパスワードが発行され、基本的に初回掛金の拠出(引き落とし)月の中旬ごろに届きます。

なお、初回掛金の拠出月はSBI証券側が申し込み書類を受理した日によって異なります。基本的な受付日と掛金の拠出月の違いは以下の通りです。

  • 毎月1~5日に受理→翌月の26日から掛金を拠出
  • 毎月6日~月末に受理→翌々月の26日から掛金を拠出(初回のみ2ヵ月分の掛け金を拠出)

STEP9口座開設完了!

実際に口座開設してみましたが、資料請求をする際に「申し込み書類へ印字」にチェックを入れておくと同じことを何度も書く手間が省けてとても便利です。作業自体は30分ほどと、あまり時間をかけずに終えられた印象です。

iDeCoは節税メリットを受けながら老後資金を形成できる国の私的年金制度で、受け取り年齢は原則60歳以降。興味があるなら、早く始めるに越したことはありません。ぜひSBI証券で、iDeCoを始めてみてくださいね。

加入者数トップクラス!

SBI証券の口座開設はこちら

個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」に関するQ&A

iDeCoについて多くの人が悩んだり、どうすればいいの?と困っていることを解決します。

SBI証券のiDeCoで掛金の引き落としにおすすめの銀行口座は?

これ、というおすすめはありません。基本的にどの銀行を引き落とし先に選んでいただいても大丈夫。ただし、ネット銀行を選択するのはあまりおすすめしません。

住信SBIネット銀行を除き、ネット銀行をiDeCoの掛金引き落とし口座に設定するには銀行へ電話問い合わせが必要となり、余計な手間がかかるので避けた方が無難でしょう。

SBI証券のiDeCoで利用できる銀行はこちら(公式サイト)

iDeCoの金融機関はどうやって選べばいい?

ズバリ、金融機関ごとに違いのある2つのポイントを押さえましょう。

①手数料:毎月支払う「口座管理手数料」が最安の金融機関を選ぼう
②商品ラインナップ:iDeCoで資産運用するのに向いている「インデックスファンド」の取扱数が豊富な金融機関を選ぼう

なお、本記事で口座開設の流れを解説しているSBI証券の口座管理手数料は毎月171円(iDeCo口座としては最安水準)、インデックスファンド取扱数は20本と業界トップクラス。iDeCoを始める上でおすすめできる金融機関の1つと言えます。

iDeCoの金融機関選びについて詳しくはこちら

どこで
口座開設したらよいの?

iDeCo(イデコ)は一人一口座しか持てないため口座選びが重要。でも、多くの金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、分かりやすい基準として、iDeCo専門サイトNo.1の「iDeCoナビ」でよく見られている金融機関と、独自サービスがある注目の金融機関をご紹介します。

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