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iDeCo(イデコ)は「口座を開けるとき」と「掛金を積み立てている間」に手数料がかかります。
できれば手数料が安い方がうれしいですよね。そこで、今回は一番手数料が安い金融機関をご紹介します!
目次
iDeCo(イデコ)にかかる手数料は3種類。まずはざっくりそう覚えてください。
1つ目は、iDeCoを始めるときにかかる手数料(加入手数料)です。これは2829円かかります。
2つ目は、運用期間中に毎月かかる口座管理手数料です。こちらは口座を開く金融機関によって毎月171円〜589円と、金額にバラツキがあります。
口座管理手数料の月々の差は数百円ですが、侮るなかれ。例えば、30年間運用すれば、10万円以上もの大きな差が……。詳しくは後の「2. 手数料の安い金融機関と、最も多い手数料の価格帯の金融機関でコスト比較してみた」で解説しますが、それだけ浮かせられるのであれば、ぜひコストカットをすべきですね。
なお、口座管理手数料を最安水準に設定している金融機関は以下のとおりです。
SBI証券 | りそな銀行 | 楽天証券 | 松井証券 |
マネックス証券 | 三井住友銀行(みらいプロジェクト) | auカブコム証券 | SMBC日興証券 |
大和証券 | 野村證券 | イオン銀行 | 岡三証券 |
auアセット マネジメント |
さわかみ投信 | 日本生命 | 第一生命 |
SBI証券 | りそな銀行 |
楽天証券 | 松井証券 |
マネックス証券 | 三井住友銀行 (みらいプロジェクト) |
auカブコム証券 | SMBC日興証券 |
大和証券 | 野村證券 |
イオン銀行 | 岡三証券 |
auアセットマネジメント | さわかみ投信 |
日本生命 | 第一生命 |
iDeCoの手数料は加入手数料と口座管理手数料の2つがフィーチャーされていますが、実はiDeCo開始後に、投資信託での運用を決めて買った場合、投資信託を持っている間に支払う「信託報酬(運用管理費用)」という手数料があります。この信託報酬をきちんとチェックして運用に臨まないと、iDeCoの資産が少しずつ減ってしまう可能性だってあるのです。
ということで、iDeCoにかかる手数料には以上の3種類があるんです。
さっき少し触れましたが、選ぶiDeCo(イデコ)の金融機関次第で、口座管理手数料で大きな差がつきます。毎月ほんの数百円のことですが、この差を甘く見ていると、将来受け取るお金が大きく目減りするかもしれません。
iDeCoで購入した投資信託の運用で利益が出るか、損をするか、それは誰にもわからないこと。でも口座管理手数料はどちらの場合でも生じる、確実な損です。その損を小さく抑えられるなら、それに越したことはありませんよね?
試しに、口座管理手数料が一番安い①毎月171円の場合と、②毎月490円の場合とで、それぞれ毎月、毎年、30年間にかかるコストを計算してみました。毎月490円は、最も多くの金融機関が設定している価格帯です。
毎月の差は、たった319円です。ところが、1年間のコストで比較すると、①は2052円、②は5880円と、差は3828円に。30年積み立てると、①6万1560円、②17万6400円と、その差は11万4840円にまで開きました。
この数字が意味するのは、「①と②の運用成績が同じだったとしても、口座管理手数料が高い②の場合、①より11万4840円も、もらえる額が減ってしまう」ということなのです。
選んだ金融機関が違うだけで将来もらえる金額に大きな差が出てきます。「有名な金融機関だから安心でしょ?」と決めてしまうのはもったいないですね。
あと、「大きい金融機関のほうが、大切なお金を守ってくれる」というのも誤解です。大手金融機関だろうと小さい金融機関だろうと、万が一経営破綻したとしても、預けたiDeCoの資産は全額守られることになっています。金融機関の大小は気にする必要ないですよ。
iDeCoは証券会社やメガバンク、地銀などたくさんの金融機関が取り扱っていますが、口座を開設できるのは1つだけと決まっています。
賢明な読者の皆さんはぜひ、1円でもコストの低い金融機関を探してiDeCoを始めてくださいね。
いま、加入手数料と口座管理手数料で最低額を設定している金融機関といえば、以下の16社です。
金融機関名 | 加入 手数料 |
口座管理 手数料 (月額) |
iDeCoにおける主な特徴 |
---|---|---|---|
SBI証券 口座開設 |
2829円 | 171円 | iDeCo15年の運営実績。豊富な商品ラインアップが用意されている。 |
りそな銀行 | 2829円 | 171円 | 2023年4月~口座管理手数料が無条件最安に!ESG銘柄の運用を通して社会貢献できる |
松井証券 口座開設 |
2829円 | 171円 | 創業100年の歴史と実績。低コストにこだわった40種類(業界最多水準)の商品ラインナップ。 |
マネックス証券 口座開設 |
2829円 | 171円 | 低コスト商品が充実。iDeCo専用のロボアドバイザーが最適な運用プランを提案してくれる。 |
楽天証券 口座開設 |
2829円 | 171円 | 証券口座とイデコ口座を1つのIDで一括管理できる。幅広い商品ラインナップ。 |
三井住友銀行 (みらいプロジェクト) |
2829円 | 171円 | 「iDeCo×社会貢献」という業界初のコンセプト。全国の三井住友銀行の窓口で相談できる。 |
auカブコム証券 口座開設 |
2829円 | 171円 | au IDを登録すると、対象投信の保有残高に応じてPontaポイントがもらえる。スマホで積立額のシミュレーションや運用資産の管理ができる。 |
SMBC日興証券 | 2829円 | 171円 | 掛金5000円ごとにdポイント1ptが貯まる。 |
大和証券 口座開設 |
2829円 | 171円 | 「iDeCo投資スタイル・ナビ」など、iDeCo初心者向けのコンテンツが多数用意されている。 |
野村證券 | 2829円 | 171円 | 安心のサポート体制。Webサポートとコールセンターが外部評価(HDI-Japan)で最高評価を獲得。 |
イオン銀行 | 2829円 | 171円 | イオンのショッピングセンターに相談窓口があり、365日相談を受け付けている。便利な来店予約サービスあり。 |
岡三証券 | 2829円 | 171円 | iDeCo専用のロボアドバイザー「岡三iDeCoファンドナビ」で初心者も商品選びがしやすい。 |
auアセットマネジメント | 2829円 | 171円 | 2022年10月~低コストで人気のeMAXIS Slimをはじめ充実の商品ラインナップに! |
さわかみ投信 | 2829円 | 171円 | 2022年4月1日より口座管理手数料が月171円に! |
日本生命 | 2829円 | 171円 | 2023年10月1日より口座管理手数料が月171円に! |
第一生命 | 2829円 | 171円 | 2023年10月1日より口座管理手数料が月171円に! |
いずれの金融機関も、加入手数料は2829円、運用期間中の口座管理手数料は月額171円です。
上記の金融機関以外にも、最低額を設定している金融機関はあります。ただし、よく調べてみると、掛け金の額や資産残高に一定の条件があるなど、制限を設けているところがあるので注意が必要です。
ここでは、無条件で最低額の手数料にできる金融機関だけをご紹介しました。
もっとも、上記の金融機関は手数料が安いだけではありません。上の表の「iDeCoにおける主な特徴」にもあるように、取扱商品やサポート体制など、他の面でも充実しています。
たった数百円、手数料が違うだけで、30年で11万円以上も差が出るのがおわかりいただけたでしょうか。
手数料が安い金融機関を選べば、コストはぐっと抑えられます。『面倒だから、どこでもいいや』は厳禁ですね。
iDeCo(イデコ)は一人一口座しか持てないため口座選びが重要。でも、多くの金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、分かりやすい基準として、iDeCo専門サイトNo.1の「iDeCoナビ」でよく見られている金融機関と、独自サービスがある注目の金融機関をご紹介します。
SBI証券
楽天証券
松井証券
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【2024年3月版】iDeCo(イデコ)の手数料が最も安い金融機関は?
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